夫婦であったり、親子であったり、また大切な恋人同士であったり…
とても気になるところでしょう。
でも心配はいりません。
結論から申し上げると、
「わきが」は人から人にうつるということはありません。
では、どうして「うつらない」といいきれるのか?!
それは、「わきがは体質」が関係しているからです!
わきがの方には、聞きたくない話かもしれませんが、
「体質」…つまり遺伝による生まれつきのものなのです。
でも、決して悲観しないで下さいね。
汗には、ふつう汗、におい汗、皮膚により構成されています。
ふつう汗とは、エクリン汗腺から分泌され、ほとんどが水分で、わずかに塩分を含んでいます。
におい汗とは、アポクリン汗腺から分泌され、水分のほかに
脂肪やタンパク質、色素、蛍光物質などを含み、粘り気があります。
皮膚とは、皮膚腺をいっていますが、器官であり汗腺ではありません。
ただし、エクリン汗腺とアポクリン汗腺と連携し大きな影響を与えます。
また、皮膚腺は、開口部から脂肪(皮膚)を分泌します。
よくいわれる乾燥肌とは、毛穴から押し出された皮膚とふつう汗が混じり、皮膚の表面に薄い膜をつくり肌を保護するのですが、これが少ない場合に起きます。
また、反対に多いとベタベタとした油肌となってしまいます。
ふつう汗、におい汗、皮膚、それぞれが独立して分泌されるのではなく、
連携して分泌されているのですが、ここまででは、臭いはありません。
皮膚表面の常駐菌によって分解されると、あのキツイ臭いとなります。
また、アポクリン汗腺から分泌されたにおい汗が常駐菌により、
分解されることから「わきが」が始まります。
次に、皮膚腺から押し出された脂質が混じると、
さらに臭いを強烈なものにしてしまいます。
それをふつう汗の分泌と重なり、わき毛にからまることで臭いが拡散
していきます。
少し難しい話となりましたが、この「わきが」が遺伝体質というのは、
このアポクリン汗腺が多い人ということにもなります。
このような体質であることから、風邪のように人に感染するものではありません。
ただし・・・
残念な話があることも事実です。
それは、一時的にですが衣類の貸し借りなどによって、
菌が移り匂う可能性があることです。
あくまでも一時的なものですよ。
ただしこれは「わきが」ではなく、
わきが臭に似たような臭いで、数時間から数十時間後にはなくなります。
ということで「わきが」は感染するようなものではない!が
洗濯物、衣類の貸し借りでまれに菌が移る、あるいは臭いが移ることはある!
これが正論かと思われます。
以上「【多汗症情報ナビ】わきがはうつる?」の記事でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
コメント (0)
コメントを書く